セキュリティ対策が十分に取られているか
レンタルサーバを使う利点のひとつに、レンタルサーバ会社が利用者に代わって高額なサーバや回線などを準備して、メンテナンスし、障害に対応してくれる点があります。
Webサーバというのは、極端にいえば、インターネットに環境にあるサーバ用ソフトの入ったコンピュータであればなんでもかまいません。ですので、自分でサーバを構築して準備してもかまわないのですが、その場合たくさんのアクセスに対応できる高性能なサーバや高速回線、サーバ用のソフト、アプリケーションソフト、サーバに障害が起きた場合のための障害対策用プログラムなどをすべて自分で用意して、複雑な設定をして、24時間管理しなければなりません。もちろん、そのサーバが壊れてしまった時に、復旧させるのも自分です。
レンタルサーバを利用する場合は、レンタルサーバ会社がすべての機材の手配や設定、運用管理、障害復旧を代行してくれるわけですので、利用者は自分のサイトの内容だけを管理するだけですむのです。
そこで、大事になるのがレンタルサーバ会社の運用管理面における信頼度になります。
たとえば、信頼性の高いレンタルサーバ会社であれば、まずサーバを防犯・防災に備えた場所へ設置して、さまざまな障害に備えてサーバや回線を二重化したり、たくさんのアクセスを複数のサーバで負荷分散したり、万が一の時のためにサーバのデータのバックアップを行ったりしています。
また、外部からサーバへ侵入して利用者のメールやサイトの内容を盗まれたり、勝手に書き換えられないように、侵入や改ざんの検知システムを導入したり、専門の技術者をおいてさまざまなセキュリティ対策をとり、サーバダウンなどの障害にも素早く対応できるように24時間監視したりしています。
ただ、そういった運用管理を行うためにはお金がかかります。
ですので、無料レンタルサーバや格安レンタルサーバは、どうしても高額サービスと比較すると管理やサポートに足りないところが生じてしまいます。
価格の差には、こういった設備やサポートの差も含まれているのです。
ネットショップなど顧客を持つサイトを運用する場合は、個人情報の管理にも責任が生まれますし、そうでない個人サイトでも勝手に自分のメールアドレスを悪用して迷惑メールを配信されたり、自分のサイトにアクセスしたために利用者のパソコンがウィルスに感染してしまったりするというのは困ります。
現在では、ウィルス対策をサーバ側で行ってくれるレンタルサーバも標準的になりつつあります。
自分のサイトにとって必要な、最低限のセキュリティ対策が準備されているかということも、レンタルサーバを選択する上でよく比較検討してみてください。