法人向けのレンタルサーバは?

企業用Webサイトの運営、社内でのイントラサイトの運営、社員同士のメールやグループウェアの利用など、法人としてのレンタルサーバの利用方法はさまざまです。
どの場合においても、法人としてレンタルサーバを利用する際の重要項目は、サーバの安定稼働と障害対策、個人情報などの機密保持のためのセキュリティ対策です。
信頼できるレンタルサーバ事業者を選び、サポートの迅速さ・正確さとともに、事業者の障害時の対応やどのようなセキュリティ対策方針を取っているかなどの運用管理についてもよく確認しておきましょう。
また、事業者によっては領収書が発行されないところもありますので、契約時には支払い方法についても確認しておきましょう。
 

信頼できるレンタルサーバ事業者かどうかをはかる指標のひとつに、導入実績があります。
導入実績のある事業者の方が、既に同じ業種で利用している法人がある可能性も高く、実際に利用する前にクチコミなどの情報も集めやすいですし、また導入を申請する際にもアピールもしやすいという利点があります。
どれぐらいの期間、同事業を行っているのか、法人契約数はどれぐらいなのか、詳しい事業者であれば、業種や業態別の導入実績なども公開しています。

また最近では、「SLA(サービス・レベル・アグリーメント)」を導入しているレンタルサーバ事業者も増えています。
SLAは、日本語で「品質保証制度」といい、たとえば、「その月のサーバの稼働率が100%でなかった場合は、そのパーセンテージに応じて月額料金の何%かを返金する」というような、あらかじめ自社で提供するサービスの品質を保証し、さらに実現できなかった場合に減額するといった規定をサービス契約に含めるという制度のことです。
SLAの実施は法律で取り決められているわけではありませんので、すべての事業者が行っているわけではありませんが、最近ではプロバイダやレンタルサーバなどさまざまな通信事業者が導入しています。
それだけサービス品質に力を入れているという目安になりますので、導入検討際には、SLAの有無や保証項目も確認してみましょう。
 

個人向けやネットショップ向けとくらべて、法人利用の場合、サーバは利用頻度が非常に高くなり、機密情報の保管度も上がります。
以下のような内容について、検討しているレンタルサーバがどのような対策を準備しているのかをおさえておきましょう。

・耐震・耐火・防犯などに備えた設備・体制を有しているか(サーバ設置場所)
・障害復旧が迅速に行われるか
・十分な障害対策が取られているか

サーバの設置場所は、レンタルサーバ事業者の自社社屋内と国内のインターネット・データセンター(iDC)、海外のインターネット・データセンターと大きく分けて3種類に分類されます。

インターネット・データセンターは、建物自体がサーバを設置するために設計されているため、耐震・耐火構造になっています。
さらに、365日24時間ずっとサーバルームに管理人を置いて状況を監視しており、不審な侵入やトラブルがあった時は即時対応するようになっています。
法人利用の場合は、最低でもこのデータセンターにサーバを設置していて、障害に即時対応できる事業者を選びましょう。

また、一般的なデータセンターでは、サーバは安全なエリアに隔離され、無関係な人間は立ち入れないように生体認証や監視カメラなどを使って徹底的に監視されます。
情報が漏えいした場合、たとえレンタルサーバ側の物理的な管理に問題があったとしても、対外的には企業の方が情報の管理責任を大きく問われます。
そのため、自社の情報管理に加え、選定するレンタルサーバの取っているセキュリティ対策もよく確認しておかなければなりません。

データセンターとは、通信装置を安全に運用管理するために作られた建物の総称ですので、データセンターによって管理品質は大きく異なります。
レンタルサーバ事業者がどこのデータセンターをどのような条件で利用しているかによって、無料でデータのバックアップサービスの有無や有償無償などの違いがありますし、サーバのハードディスクが壊れた時のための対策(RAID)のレベルも変わってきます。

以上のような対策の有無とそのレベルについては、事前によく確認しておきましょう。
 
 

サポートのよしあしは、レンタルサーバを選ぶ上でとても大切な条件です。

初心者の方にとって、設定がうまくいかないときや、トラブルが起こった際に、すぐに質問できるかどうかは非常に重要ですし、慣れている方でもトラブル時にはすぐに問い合わせを行って対応できなければ、その間ずっと何もできずに待っているだけになってしまいます。
特に、ネットショップサイトを運用している場合、復旧までの時間が長引けば長引くほど、集客・販売機会を失うことになってしまいますし、法人で社内利用している場合は、その間ずっとメール機能やグループウェア機能が使用できないというような状況になってしまいます。

簡単な質問や急ぎの質問なのに、丸1日の返事待ちで、しかも質問と回答がかみあっていないからもう一度質問しなおさなければならない……というのではあまりサポートの意味がありません。
できれば、有料でも電話サポートやチャットでのサポートなど、リアルタイムで意思の疎通が行えるところが望ましいですが、メールサポートのみの場合でも、「24時間以内に対応」など対応時間を明記していて迅速に回答してくれるレンタルサーバを選びましょう。

メールや電話など直接問い合わせを行うサポート以外にも、サイト開設までの手順をまとめたガイドや、よくある質問とその回答をまとめたFAQなど、マニュアル的情報が充実しているレンタルサーバであれば、問い合わせをする前にサイト情報を見るだけで迅速に対応できることも多くあります。
レンタルサーバの運営しているサイトのサポート情報などを事前に見て、情報を得やすいかどうかも確認しておきましょう。

また、専用サーバを利用する場合は、カスタマイズが多く、問い合わせ内容も専門的になってくるため、レンタルサーバによっては、サポートが弱くて問い合わせに対応しきれないところもありますので、事前に確認しておきましょう。

 

ネットショップサイトを運営する場合や、企業アピール用サイトで問合せフォームやアンケートなどを利用する場合、お客様の個人情報やクレジット決済情報などをやりとりすることになります。
この時、通常のWeb機能だけで情報の送信を行うと、悪意のある第3者に盗聴された内容を読み取られて悪用される危険が生じます。

そこで、ほとんどのネットショップサイトや企業サイトでは、SSLという技術を利用して、情報を暗号化して安全なデータの転送を行っています。

SSLの導入は、Webサイトを運営するために必須というわけではありません。
ですが、ネットショップ利用時やアンケートの入力時などに、個人情報や注文情報の入力画面でSSLが使われているかを確認して、使われていないWebサイトには情報を入力しないという慎重なお客様は非常に多いですし、万が一、情報を漏洩したり、悪用されたりした場合の訴訟リスクを考えれば、決してないがしろにはできない部分です。

漏えいしてはならない情報をWebサイト上でやりとりする場合は、SSLの導入をはじめてとして、受け取った情報をその後どのように保管・破棄するのかなどのルールを明確にしておきましょう。


・SSLとは

SSLには次のような役割があります。
1)情報の暗号化
2)サイト運営者(独自ドメイン所有者)の実在証明

1)情報の暗号化
SSLを導入したホームページの入力情報を、盗聴して悪用されないように暗号化して送信します。

2)サイト運営者(独自ドメイン所有者)の実在証明
SSLを導入しているホームページを表示すると、ブラウザのアドレスバーのURLの頭が「http://」ではなく、「https://」に変わり、またウィンドウの右下やアドレスバーの右側などに鍵マークが表示されます。
鍵マークをクリックすると、SSLサーバ証明書というデジタル証明書が表示されます。
SSLサーバ証明書は、信頼性の高い第三者機関(日本ベリサインなど)による、そのサイトの実在証明です。
信頼性のある第三者機関が「このサイトの運営者(ドメイン運営者や企業)が、実際に存在することを確認しました」と太鼓判を押しているわけですね。
デジタル証明書自体は無料で簡単に作れますので、ただ証明書があればいいというわけではありません。
どれだけ信頼性の高い第三者機関が太鼓判を押したのか、ということが重要になります。

このように、SSLは上記の2つの役割を持っています。

また、SSLの種類によって、ドメイン所有名義のみを証明する証明書(クイック認証やオンライン認証)、それに申請者の在籍確認や登記情報確認を加えた企業の実在証明書(企業認証や企業の実在性認証)、さらに企業の物理的実在を確認した認証など、証明する内容にもレベルがあります。
証明内容が増えるほどしっかり調査しなければならなくなるため、申請から取得までの期間は長くなり、金額が上がります。


・SSLを利用するには(独自SSLと共有SSL)

1)自分でSSLに申請して費用を払う(独自SSL)
独自ドメインの実在証明と情報の暗号化を行いたい場合は、自分で第三者機関に申請をして費用を支払い、取得した証明書をレンタルサーバにインストールします。
利用する第三者機関によって費用は大きく異なりますが、最低限の機能を持った安いもので3万円台、一般的によく利用されているものだと年額7、8万円ほどかかります。(企業用はもっと高いです)
大規模なショップや法人で利用する場合はともかく、個人事業としてはコストがかかりすぎるのも現実です。
ただその分、目の肥えたお客様には、「それだけの費用を出してきっちり運営している」という印象を与えられます。

2)共用SSLを利用する(共用SSL)
レンタルネットショップやレンタルサーバ側でSSLを提供してくれている事業者が多くあります。(レンタルネットショップであれば、ほぼ提供されています)
証明書自体は、運営するサイトの実在証明ではなく、そのサイトを置いているレンタルショップ会社やレンタルサーバ会社の実在を証明するだけなので、ネットショップ自体の信頼性の証明にはなりませんが、コストをかけずに情報の暗号化機能を利用できます。

独自SSLを利用する場合は、対応可のプランである必要があります。
また、共用SSLも提供していないレンタルサーバやプランがありますので、先に確認しておきましょう。
 

レンタルしているサーバのダウンする頻度が高く、お客様がWebサイトにアクセスしても、たびたびページが表示されなかったり、社内で利用しているメールの送受信やグループウェアの使用がことあるごとにストップしてしまったりしては、社外的に信頼感がありませんし、社内的にも非常に不便です。

「Webサーバがよくダウンして、アクセスできないことがある」
「一度ダウンすると、2、3日は復旧しない」
「アクセスできなくて問い合わせしても返事がこない」
「トラブルに対してなんの事情説明もない」

インターネット上のクチコミ情報などで、たまにこういった利用者の声を見ることがあります。

年に数回程度でしたら我慢もできますが、週に何度もアクセスできない状態が頻発していては、Webサイトを運営している場合、お客様にストレスを与えてしまいますし、社内で利用している場合もそのつど対応に振り回されてしまいます。
そのため、法人利用の場合は特に安定したレンタルサーバを選ぶ必要があります。

無料レンタルサーバや格安レンタルサーバ会社の場合、サーバ環境にもサポート環境にも有料のレンタルサーバほどに費用をかけられず、結果的にサーバの安定稼働に必要な人件費や設備維持費をある程度削らざるをえないところも出てきます。
レンタルサーバにかかる費用はかなり幅が広いですが、利用者数が多い場合や、企業アピール用Webサイトを運営する場合には、あまり費用の安さだけで決めてしまわず、ある程度の予算を立てて候補を選別しましょう。

契約してから不便を感じても、別のレンタルサーバに変更するのはいろいろと大変ですから、あらかじめ悪い情報がないかどうか、参考にクチコミ情報などを見ておきましょう。

また、レンタルサーバの自社サイトなどに掲載される情報で、安定性の目安になるものとしては、「サーバの平均稼働率」があります。
 

運営しているWebサイトのホームページの表示が極端に遅いと、お客様にストレスを与え、企業としての信頼性を損ないます。
また社内利用している場合でも、効率的に作業するにはレスポンスが速いにこしたことはありません。

では、この速度とは、どこで差のつくものなのでしょうか。
ホームページが表示される速度には、下記のようなさまざまな要素が影響します。
1)サーバのスペック(性能)
2)レンタルサーバのバックボーンの太さ
3)レンタルサーバの共用率(混雑率)
その他)
・ネットワーク接続機器の性能
・DNSの性能
・利用者の環境(利用しているプロバイダや回線、ネットワーク接続機器、使用パソコンのスペックなど)

今回は、上記からレンタルサーバに直接関係する代表的なもの3つを詳しく見てみましょう。

1)サーバのスペック(性能)
レンタルサーバを利用するということは、レンタルサーバの管理するWebサーバのスペースを間借りするということです。このWebサーバのメモリやCPUなどの性能がよいほど、一つの処理を高速に行ったり、複数の処理を一度に行ったりすることができるため、全体の速度が向上します。

2)レンタルサーバのバックボーンの太さ
バックボーンとは、直訳すると「背骨」のことです。背骨が人の体全体をささえているイメージから、ネットワークの世界では、通信事業者間を結ぶ大容量の基幹通信回線のことを意味します。道路にたとえると、バックボーン回線はインターネットの主要幹線道路です。自宅で利用しているパソコンからプロバイダのコンピュータまでが普通の住宅街の車道だとすれば、バックボーン回線はプロバイダから先にある高速道路です。(プロバイダ-プロバイダ間やプロバイダ-インターネット相互接続点間の回線)

レンタルサーバ会社によっては、このバックボーンの回線容量などを公開しています。
回線容量は、回線の太さです。太ければ太いほど、情報をたくさん送れますので速度が速くなります。
「うちは、○○高速道路を使っていますから速いですよ。渋滞していなかったら、時速○○kmぐらいで走れますよ」というアピールですね。
ただ、この「渋滞していなかったら」というのがミソで、その道路を利用する車が多ければ、その分速度は低下します。同じように、バックボーン回線も、同時に通過する情報量が多ければ多いほど速度は低下します。
単純にバックボーンだけで速度が見積もれないのが残念なところです。

3)レンタルサーバの共用率(混雑率)
上記のバックボーン回線の渋滞と同じく、サーバ自体もどんなに性能がよくても、利用者が多ければやはり処理能力は分散され、速度は低下してしまいます。
専用サーバを借りて、自分ひとりでサーバ1台を利用すれば混みあうことはありませんが、専用サーバのレンタルにはかなりの費用がかかります。
通常は、共用サーバといって、1台のサーバを複数の利用者と共用して、サーバの一部分のスペースをレンタルします。テナントビルの1室を借りるイメージです。
そうなると、サーバの性能も他の利用者と分けあわないといけなくなりますし、それほどの利用者がなくても、やたらに頻繁にサーバに計算をさせたり、回線に大容量のデータを送って渋滞させる迷惑な利用者がひとりまじっていたりすると、全体の速度が一気に落ちてしまいます。
このあたりの事情から、サーバのスペックやバックボーン回線容量の太さだけでは、一概に「快適にアクセスできる」と言いきれないのが、通信速度の悩ましいところです。


以上のように、速度については「費用が高いから速い」とは言い切れないところがあります。
実際、「安いけれど快適」というレンタルサーバも存在します。

現時点では速いサーバでも、後からもっとたくさんの利用者がサーバを共用することになれば、速度は落ちてしまいます。また、逆に遅かったけれど、バックボーンを強化して速くなった、ということもあるかもしれません。
ただ、遅さに定評(?)のあるレンタルサーバもありますので、せめてそこだけは回避しましょう。

速さ対策としては、そのレンタルサーバを利用している(サブドメインを利用している)サイトをランダムに検索して、レンタルサーバごとに数件ずつ最初のアクセスにどれぐらい時間がかかるかテストするというような方法を取っている方もおられるようです。
 

インターネット上のサイトを見ていると、アクセスカウンタや掲示板、メールフォーム、チャットなど、いろんな便利なしくみがありますよね。
そのしくみのことをCGIといいます。

CGIは、サーバに常駐していて、サイト利用者のパソコンのブラウザからの要求に合わせて動作し、結果を返してくれるプログラムのしくみのことをいいます

たとえばサイトを訪れた人が掲示板にメッセージを書き込んで、パソコンの電源を切っても掲示板の情報は消えません。これは、掲示板プログラムとそこへ書き込まれた情報が、すべてサーバに保存されているためです。

WebサイトでCGIを利用したい場合、まずはレンタルサーバ側が利用したいCGIを提供していないかどうかを調べてみてください。無料レンタルサーバの場合は、掲示板などの目立つ所に広告が入ることが多いですが、有料レンタルサーバでは広告抜きのCGIをすぐに利用できるように用意してくれているところが多いです。

また、CGIはプログラミングの知識があれば自分で作成できます。プログラミングができなくても、さまざまな用途にあわせて作られた便利なCGIのスクリプト(プログラミング文章)を公開しているサイトがたくさんありますので、その内容を自分のレンタルスペースにコピーして利用できます。

ただ、レンタルサーバ側が用意したCGI以外は「独自CGI」となります。レンタルサーバのなかには、「独自CGI使用不可」というところもありますので注意しましょう。また、独自CGIには対応しているけれども、サーバに負荷をかけるチャットのCGIは使用禁止というような制限がある場合もあります。

また、CGIはいろいろなプログラミング言語で作成可能ですが、一般的にはPerlという言語で書かれたものが多いです。
他に、サーバ側で動くプログラムの言語としてよく使用されているものに、PHPという言語があります。
PHP言語で書かれた掲示板やショッピングカートなどを動作させるためには、レンタルサーバがPHPに対応している必要があります。
ほとんどのレンタルサーバは標準でPerlに対応していますが、PHPには対応していないところもありますので、こちらも使用する場合はあらかじめ確認しておきましょう。

また、ブログやショッピングカート、グループウェアなどのソフト(CMS)には、データベース必須のものも多くありますので、対応できるデータベースの種類やバージョンにも注意しましょう。

レンタルサーバのプランごとの機能一覧などに、「動作検証済みプログラム」とか「使用可能プログラム」とか「独自CGI対応」いった項目がありますので、そこで確認可能です。
 

独自ドメインで運用する場合、同じドメインを利用してメールアドレス(メールアカウント)を作成できます。

独自ドメインがxx-company.co.jpだった場合は、このような感じですね。

会社のURL: http://www.xx-company.co.jp
問い合わせ用メールアドレス: support@xx-companyco.jp
Aさんのメールアドレス: Aさんの名前@xx-companyco.jp
Bさんのメールアドレス: Bさんの名前@xx-companyco.jp

個人向けサイトの運営などのように小規模な業務しかない場合は、管理人用のメールアドレスが1つあれば十分かもしれませんが、ネットショップサイトや法人利用の場合は、用途や社員数に応じて複数のメールアドレスが必要になってきます。

独自ドメインを取得していれば、理論的には「@独自ドメイン」の手前に好きな文字列を付加することでメールアカウントを無限に作成して、それぞれにパスワードを設定し、メールソフトで利用できるようにできます。
ただ、実際にはレンタルサーバ会社やプランによって、使用できる最大メールアドレス数(設定できるメールアカウント数)が決まっている場合がありますので、必要な数の設定が可能かどうかに注意しましょう。
 

レンタルサーバと契約すると、Web用とメール用のスペースが提供され、そこで独自ドメインやサブドメインを利用したメールアドレスを作成してメール機能を使用できるようになります。
基本的なメールの送受信以外にも、便利なメール機能を提供しているレンタルサーバが多くあります。
レンタルサーバによって扱っている機能はさまざまですが、いくつかの代表例を紹介します。
すべてそろっている必要はありませんが、必要な機能が提供されているかを確認しておきましょう。

1)メーリングリスト
2)メールマガジン
3)Webメール
4)メールの転送
5)メール自動応答
6)迷惑メールフィルタ
7)メールウィルスチェック

1)メーリングリスト
複数の相手にメールを一括で送信する機能です。あらかじめ、一括送信したいメンバの宛先メールアドレスをグループにまとめておき、1通のメールを送る感覚でメール送信できます。Webサイトの会員やお客様などに販促用のメールをまとめて送る時などに便利です。

2)メールマガジン
メールマガジン(メルマガ)とは、発信者が定期的にメール配信する読み物で、読みたい人が登録して購読するメールの配信形態のことをいいます。
「まぐまぐ」などのメルマガサービスを利用せずに、独自ドメインでメルマガ配信ができます。

3)Webメール
インターネット環境のパソコンさえあれば、パソコンのメールソフトを使用しなくても、設定なしでブラウザ上からメールの送受信ができる機能です。
移動の多い方は、出先から簡単にメールチェックができるので便利なサービスです。

4)メールの転送
自分宛てに送信されたメールを、別のメールアドレス宛てに自動で転送する機能です。
プライベート用や仕事用の複数のメールアドレスを持っていて、それぞれに届くメールを1つのプライベートアドレスでまとめて受信したい場合や、移動中でも携帯電話のメールアドレス宛てに転送してすぐにチェックしたい場合などに便利です。

5)メール自動応答
届いたメールに、あらかじめ入力しておいた内容のメールを自動的に返信する機能です。
ネットショップサイト運営などで、注文や問い合わせのメールへの返信が遅いのは顧客に不安を与えます。自動応答メールを利用することで、送信者に「すぐに返信はできないが、メールは届いている」ということを伝えられるため、休暇中や移動中などすぐに返信できない時には便利な機能です。
ただし、届いたメールすべての自動応答するため、スパムメールにも返信がされてしまいますので使い方に注意しましょう。

6)迷惑メールフィルタ
すべての受信メールをふるいにかけて、自動で迷惑メール(スパムメール)と判定されたメールを迷惑メールフォルダなどに振り分ける機能です。迷惑メールなのかそうでないかを判定する基準やしくみはサービスによって異なり、ユーザが報告した迷惑メールのドメインやメールアドレスなどを元に判定するものもあれば、現在の迷惑メールの傾向を分析してそれを元に判定するものもあります。
毎日のように大量に迷惑メールがくる場合は、わざわざそれを削除しなくてよくなるため、便利な機能です。
しくみによっては、迷惑メールではないメールも迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことがありますので、注意しましょう。

7)メールウィルスチェック
サーバ側ですべての受信メールにウィルスがついていないかを自動チェックし、見つけたら駆除する機能です。ウィルスの感染経路の多くはメールからと言われています。
パソコンやサーバにウィルスが感染して、自分のメールアドレスでネットショップサイトの顧客あてに迷惑メールがばらまかれてしまったり、第3者が自分のドメインを使って悪意のある攻撃を行ったりした場合(踏み台攻撃)、自分ひとりでは責任のとれない状況になってしまうこともあるため、ウィルス対策は非常に重要です。
そのため、最近ではレンタルサーバ側でこのメールウィルスチェック機能を無料提供するところがかなり増えていますが、提供していないところもあります。
レンタルサーバ側でウィルス対策やその他のセキュリティ対策が万全でない場合は、自分でセキュリティソフトを導入するなどして別の方法で備えておきましょう。

最近では、以上のようなメール機能を標準提供しているレンタルサーバが増えています。もちろん、他にもメール送信時にパスワード承認を必要とするSMTP-AUTH機能などさまざまなサービスを提供しているところもありますが、逆に使いたいメール機能が提供されていなかったり、提供されていても有料オプションになっていたりすることがあるため、確認しておきましょう。
 

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