どこに置いてあるサーバが安全? サーバ設置場所
レンタルサーバのサーバというのは、通常どこに置かれているのでしょうか。
サーバ設置場所は大きく分けて以下の3つに分類されます。
1)国内のデータセンター(iDC)
2)自宅・自社社屋
3)海外のデータセンター
1)国内のデータセンター(iDC)
インターネット用のサーバやデータ通信機器などの装置を設置して運用管理するために特化した建物のことを、インターネット・データセンター(iDC)といいます。
人間が快適に使用できるように設計される通常のオフィスビルに比べて、たくさんの光ファイバを引き込んでいたり、サーバの発熱に対応して空調を設置していたり、火災の際にサーバを傷めないように、スプリンクラーではなく、二酸化炭素やハロンガスによる消火を行うようになっていたりと、まさに装置のために設計された建物です。
地震や火災、停電に備えるほか、運用面においても管理者が24時間サーバやネットワークの状態を監視しており、障害をすみやかに復旧したり、データのバックアップを行ったり有人対応しています。
さらに、防災だけでなく、サーバ上のデータを悪用されないように、サーバのあるエリアに入る人間の入退室管理もICカードや生体認証システムなどで徹底的におこなうなど、物理的・人的セキュリティ対策にも力を入れています。
レンタルサーバの多くは、このようにサーバを維持するのに特化した施設を借りて、そこにサーバを設置して管理しています。
また、レンタルサーバ事業者が自社でデータセンターを持っており、そこで管理している場合もあります。
※インターネット・データセンターというのは、上記のようなサーバなどの装置のために作られた建物の総称のことですので、経営者によって各データセンターの提供するサービス内容や品質は大きく異なります。
2)自宅・自社社屋
レンタルサーバ事業者が自社社屋にサーバを設置しているタイプです。
個人で運営している場合は、自宅にサーバをおいて管理していることもあります。
自社に専任管理者を置き、サーバ設置エリアに対してしっかりとセキュリティ対策を取っているところもありますが、小規模な事業者の場合、セキュリティが甘いところもありますし、データセンター設置にくらべると災害時にサーバがダウンしてしまうリスクは高くなります。
データセンターを利用しないことでコストをおさえ、その分サーバのスペックやソフト環境を向上させるというような事業者もありますし、地震のリスクに備えて、あえて首都圏のデータセンターではなく、地震の少ない地域にサーバを設置して運営するという事業者もあり、そのデータセンターを利用しない理由はさまざまです。
3)海外のデータセンター
以前は、国内のデータセンターよりも、アメリカなどの海外のデータセンターにサーバを設置する方が、費用的なパフォーマンスが高かったため、海外設置が流行した時期がありました。
現在でも海外設置の事業者は多くありますが、最近では費用・レベルともに国内データセンターも海外とそう変わらないサービスを提供できるようになってきているため、あえて海外設置を条件にレンタルサーバを選ぶ必要も減ってきています。
サーバがアメリカに設置されているレンタルサーバを利用した場合、国内の利用者がWebサイトにアクセスするたびに、利用者のパソコンから海底ケーブルやその他たくさんのルータなどのネットワーク機器を通ってアメリカにあるWebサーバまでホームページのデータを取りに行って戻ってくることになりますので、コンテンツによっては国内サーバにアクセスするよりは少し速度が落ちるといわれています。
以上のように、サーバの設置場所はレンタルサーバによってさまざまです。
どこにサーバを設置しているかについて、あえて明記していないレンタルサーバも多いですが、セキュリティや管理運用に自信を持っている事業者であれば、「国内データセンターでサーバを24時間有人監視」など広告を打ってアピールしています。
100%安心という設置場所はありませんが、個人情報や社外秘データなどの機密情報を取り扱う場合、誰でもUSBメモリなどを持って入れるような場所にサーバが設置されているのでは、利用者側で対策の取りようがありません。情報がしっかりと守られているイメージの持てない事業者は選ばないように、わからない場合は問い合わせて確認しておきましょう。